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憧れのロシア

タトリンのインターナショナル記念塔(1919年)

  1917年のロシア革命のもと、ウラジーミル・タトリン(ウクライナのハリコフ出身)らの新しい芸術運動「ロシア構成主義」がうまれて、欧州やアメリカにも広がりました。有人宇宙飛行のスプートニク・ショックがあり、日本では、五木寛之の「さらばモスクワ愚連隊」が注目され、ドストエフスキーやトルストイが賞賛されていました。理系のバイブルとも言えるスミルノフの「高等数学教程」全12巻やランダウ・リフシッツの「理論物理学教程」全10巻の日本語版が出版され、冷戦時代のソビエト連邦は輝いていました。

  ウクライナで起きているような残虐で忌まわしい現実は、鉄のカーテンの内側で、社会主義の美名のもとに巧妙に隠されていたのかもしれません。1917年の革命から74年後の1991年にソビエト社会主義共和国連邦はあっけなく崩壊。連邦を構成した国々はそれぞれ民主主義国家として独立したはずなのに。虐殺を正義とするロシアの価値観を世界は許さないはず。名前を調べてみると、レーニン、タトリンさらにスミルノフもプーチンと同じウラジーミルでした。